テケヌ:太陽のオベリスク


ダニエレ・タスキーニとダーヴィッド・トゥルツィによる戦略ダイスドラフトゲーム

人数:1~4人 | 時間:60~120分 | 推奨年齢:14歳以上

目次



概要

『テケヌ:太陽のオベリスク』では、プレイヤーは古代エジプトの高官となり、アムン=ラーの神殿建設に貢献して名声を競います。

手番ごとにオベリスクの周囲に配置されたダイスを1つ選び、位置によって神のアクションを実行するか、色によって資源を生産します。
さらに「書記」を支払うことで、選んだダイスに追加の効果を付与できます。

時間が進むにつれオベリスクの影が移動し、ダイスは「清浄」「汚染」「禁忌」の状態に変化します。これらはやがて「マアトの審判」で秤にかけられ、均衡の評価によって手番順や失点が決まります。

ゲームは4回の「マアト段階」と2回の「得点計算」を経て終了し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。




[1] 構成品

- 共通構成品

ゲームボードx1

オベリスク(組立式)x1

資源トークン(パピルス・石灰岩・パン・花崗岩)各x28

金トークンx28

書記トークンx21

信仰トークンx16

柱タイルx27

ホルスボーナスタイルx6

ダイス(白・黒・灰・黄・茶・金)各x5/灰色のみx6

布袋x1


- プレイヤーごと構成品

個人ボード

建物 10個

柱 8個

彫像 6個

生産マーカー 4個

人口マーカー 1個

幸福度マーカー 1個

マアトマーカー 1個

スコアマーカー 1個

要約カード


- カード類

祝福カードx24

技術カードx24

法令カードx24

スタートカードx12

運命カードx4


- ソロプレイ用構成品

ボタンカメン行動タイルx10

デベントークン

進歩マーカー

参照シート



[2] ゲーム準備

まず、ゲームボードとオベリスクを中央に配置します。
次に、オベリスクリングに従って得点計算マーカーをセットします。

柱タイルをよく混ぜてからラーの領域に3枚公開します。
ホルスボーナスタイルはランダムに置きましょう。

共通サプライには資源・書記・信仰・金を準備します。
布袋にはプレイ人数に応じた数のダイスを投入します。

その後、各領域に3個ずつランダムにダイスを置き、影の状態を決定します。
プレイヤーは個人ボードと構成品を受け取ります。

カードを準備して市場を形成します。
各プレイヤーは法令カードを1枚選びます。
最後にスタートカードと運命カードで初期資源と順番を決めます。


[3] ゲーム進行

ゲームは 16ラウンド → 8回転 → 4マアト → 2回の得点計算 を経て終了します。

ラウンド:各プレイヤーが順番にダイスを1つ選び、神アクションを行うか資源を生産します。

回転:2ラウンドごとにオベリスクの影が移動し、新しいダイスが補充されます。

マアト段階:清浄ダイスと汚染ダイスの差を比べて均衡を判定します。手番順が変わり、不均衡なら失点があります。

得点計算:神殿や建物、柱、幸福度、技術カードなどから得点を獲得します。

主要な神アクション

ホルス:彫像を建て、他のプレイヤーがその神を使うたびにボーナスを得ます。

ラー:柱を配置して、即時得点や追加効果を得ます。

ハトホル:神殿周囲に建物を建設し、人口や資源を増やします。

バステト:宴を開き、パピルスを使って幸福度を上げます。

トト:カード市場から祝福・技術・法令カードを獲得します。

オシリス:工房や採石場を建設し、生産力を高めます。

マアト段階のポイント

清浄と汚染のダイス数を比べて均衡を評価します。
信仰トークンを使ってバランスを調整することも可能です。
均衡が崩れると失点になりますが、均衡が取れていれば手番順で有利になります。


[4] ゲーム終了

2回目の得点計算が終わるとゲーム終了です。
最後に法令カードの追加得点を加え、最も勝利点が多いプレイヤーが勝ちます。
同点の場合は、①書記の数、②手番順で勝者を決定します。