ゴールドラッシュ(Gold Rush)

競りと採掘、そして市長争奪!運と駆け引きが交錯するファミリーゲームです。

対象年齢:8歳以上|人数:2〜5人|時間:約35分

目次




- カード合計69枚(市場カード5枚、建物カード4枚、金鉱カード37枚、行動カード17枚、黄金の川カード6枚)
- 丸太ダイス2個
- 金塊トークン110個

カードの裏面にはダイナマイトの模様があります。市場カードだけは常に表向きで使います。




* 各プレイヤーは金塊を15個ずつ受け取ります。
* 初めて遊ぶ場合は建物カード4枚を除外します。
* 市場カード以外のカードをシャッフルし、2〜3人プレイではランダムに15枚を除外します。
* 残りのカードを山札として中央に置き、市場カード5枚を表向きに並べます。
* ダイス2個と残りの金塊は中央に置きます。
* スタートプレイヤーを決めたらゲーム開始です。




ゲームは複数ラウンドで進行します。第1ラウンドのスタートプレイヤーはランダムに決め、その後は前回の競り勝者がスタートプレイヤーとなります。各ラウンドは以下の流れで進みます。


1. カード公開
   プレイヤー人数より1枚多いカードを表向きに並べます。第1ラウンドでは必ず金鉱カードが公開されるように調整します。

2. 競り
   スタートプレイヤーから順に、金塊を入札するか降りるかを選びます。最後に1人残るまで続け、全員が降りた場合はスタートプレイヤーが落札者になります。

3. 落札金の支払い

* 4〜5人プレイ:落札者は右隣に金塊をすべて渡し、受け取ったプレイヤーは半分を取って残りをさらに右隣へ回します。なくなるまで繰り返します。
* 3人プレイ:同様に回しますが、余った金塊はゲームから除外されます。

4. カード獲得

* 落札者が場のカードから1枚を取り、さらに1枚を捨てます。
* 金鉱や建物カードは自分の場に置きます。
* 行動カードはすぐ使うか、条件を満たしたときに発動します。
* 残りのプレイヤーも順に1枚ずつ獲得します。

同じ色の金鉱カードを2枚揃えると市長となり、市場カードを得ます。その街の金鉱カードを獲得するたびに市長に金塊を支払う必要があります。ただし特殊効果による例外もあり、市長の地位は奪い合い可能です。

5. 金の採掘

* 落札者がダイスを振ります。
* 出目の合計に対応する金鉱カードを持つプレイヤーは金塊を得ます。
* 黄金の川カードは偶数・奇数・ゾロ目で採掘できます。

採掘が終わるとラウンド終了で、落札者が次のスタートプレイヤーとなります。支払い不能のときは持っている分だけ支払います。借金や破産はありません。




山札から新しいラウンドを始められなくなった時点で終了します。得点計算は以下の通りです。

* 所持金塊の数
* 金鉱カードに描かれた金塊の合計
* 市場カードのボーナス(5点)

最も点数が高いプレイヤーが勝者となります。




ゲーム終了時、自分のカード右上のトランプマークでポーカー役を作り、一番強い役を持つプレイヤーは追加で10点を得ます。同点なら全員が10点を獲得します。

役の強さは次の順です。

* ロイヤルストレートフラッシュ:A、K、Q、J、10の同スート
* ストレートフラッシュ:同スートの連番
* フォーカード:同じ数字4枚
* フルハウス:同じ数字3枚と同じ数字2枚
* フラッシュ:同スート5枚
* ストレート:連番5枚
* スリーカード:同じ数字3枚
* ツーペア:2組のペア
* ワンペア:同じ数字2枚

まとめると、「ゴールドラッシュ」は競り、エリアマジョリティ、ダイス運が組み合わさったファミリーゲームです。金鉱の奪い合いや市長の交代、そして最後のポーカー役による逆転など、白熱した駆け引きが楽しめます。