相手の動きを予測して手札を読み合う、戦略的カードゲーム!

あやつり人形 (Citadels)

プレイ人数2~8人
プレイ時間20~60分



あやつり人形は都市を支配し、その都市に新しい建物を建て繁栄させるために
計画を練るゲームです。

誰か一人が自分の都市に8軒の建物を建てるとゲームが終わり、
この時、点数を計算して勝者を決めます。

王国の貴族、商人、そして他の強力な人物の助けがあってこそ成功できます!



<構成品>


- 建物カード80枚
それぞれの都市に建てられる様々な建物を表すカードです。



建物カードの左上には該当する建物を建てる際に
必要な金貨の数が表示されています。




建物カードの左下には
カードの種類を知らせてくれる色が表示されています。




黄色,貴族(<王>に特典を与えます。)




青色,宗教(<主教>に特典を与えます。)




緑色,交易(<商人>に特典を与えます。)




赤色,兵士(〈将軍〉に特典を与えます。)




紫色,特別(カードに書かれている特別な特典を与えます。)

右上に星が描かれる14枚の紫色のカード「闇の都市」は拡張版のためのカードです。
このゲームを初めてする人なら、これらのカードを抜いてゲームを行っても大丈夫です。
拡張版カードをどのように使用するかは後に説明されています。






- 役割カード18枚
それぞれのラウンドで様々な影響を与える役割を表すカードです。

元々、あやつり人形には役割カードが8枚ありますが、
この拡張版には、星が描かれた10枚の役割カードが追加されています。

これらの拡張版、役割カードは基本ゲームでは使用されません。

このゲームを初めてするのであれば
これらのカードを抜いて楽しむのがいいと思います。

拡張版の建物カードと同様に、
この拡張版、役割カードをどのように使うかは後で説明します。






役割カードの下には、その役割の特殊能力が書かれており、
左上には順序を示す1から8
(拡張版、役割カードの場合は9)までの番号が表示されています。




- 要約カード8枚
点数の計算法と各自、自分の番
にすることが書かれているカードです。
ゲームを始める時にプレイヤーは全員1枚ずつもらいます。
ゲームに慣れるまでは好きにお使いください!




- 金貨
建物を建てるのに必要なお金です。
ゲームを始める時に中央に集めておきます。
そこを「銀行」と呼びます。





- 王冠
一番初めに役割カードを選択する人を表示するの時に使用します。
他の人が<王>になると王冠の所有者が変わります。


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<基本ゲーム準備>

ゲームを始める前に、次のように準備します。


1.星が描かれた拡張版の役割カードと拡張版の建物カードを抜いておきます





2. 8枚の役割カードをよく混ぜ1つのデッキを作ります。
これを役割カードデッキと言います。





3.建物のカードを混ぜて一つのデッキを作ります。
これを建物カードデッキと呼びます。


4.プレイヤーは建物カードデッキからカード4枚を持ってきます。


5.いずれも銀行から金貨2枚を持ってきます。


6.最年長者が王冠を持ってきます。




<アクション>

4~6名の場合、以下のルールに従います。
2,3,7人の場合、後に出てくる特別ルールに従います。
あやつり人形は様々なラウンドにわたって行われ、
各ラウンドは4段階からなっています。



1.役割を除外


役割カードデッキから無作為に1枚抜き、カードの表面が見えないよう中央に置きます。
このカードは今回のラウンドでは使用しません。



次に、役割カードデッキから無作為に複数枚のカードを抜き、表面が見えるように
テーブルの中央に広げておきます。

(人数によって選ぶカードの数が異なります。下記の表をご参照ください。)
これらのカードも今回のラウンドでは使用しません。

特別規則:
表面が見えるように広げたカードに<王>が含まれれば、
他のカードを代わりに広げて<王>を役割カードデッキに入れてもう一度混ぜます。










2.役割選択

王冠を持っている人がデッキに残っている役割カードを全て見て、
他の人に知られないように1枚選びます。

残りのカードは左の人に渡します。
その人も同じように他の人に知られないようにカードを1枚選んで
残ったカードはその左の人に渡します。

このようなやり方で全ての役割カードを選び終わるまで進めます。
最後の人が選んだ後、残ったカード1枚は表面が見えないように中央に置きます。



3.各自の番

いずれも役割カードを選んだ後、王冠を持っている人は、
役割カードに表示された順番通りに一人ずつ呼び出します。
例えば、「暗殺者」(1番)を先に呼び出して、

その次に、次の順番である「泥棒」(2番)を呼び出します。
誰もいなければ、次の番に移ります。

自分が選んだ役割を<王>が呼び出せば、
そのカードを表面がが見えるようにして自分の番を行います。

その人が自分の番を終えると、
王冠を持っているプレイヤーは、その次の番の役割を選んだ人を呼び出します。

このような方法で<王>が各役割を順に呼び出すと、
全てのプレイヤーが一回ずつ(暗殺された場合は例外)自分の番を行うことになります。




自分の番にする仕事

まず一般行動をした後に、建物1軒を建てることができます。

1) 一般行動:自分の番が始まると、次の2つのうち1つを行います。

-銀行で金貨を2枚受け取る




-建物のカードデッキからカード2枚を持ってきて、
1枚は手に持って、もう1枚は建物のカードデッキの下に入れます。



2) 建物建設:上記の2つのうち1つを選んで行動をした後、
建物1軒を建てることができます。

持っている建物のカード1枚を下げることができるということです。

このように建物を建てるには、費用を金貨で銀行に支払わなければなりません。
建物を建てたくなければ建てなくても大丈夫です。



建物を建てるのに必要な金貨の数は、建物カードの左側に表示されています。



同じ名前の建物を2軒(例えば、<城>2軒、<市場>2軒など)建てることはできません。



特殊能力


それぞれの役割には特殊能力があります。
この能力は自分の番を行っている間に一度使うことができます。
各役割の特殊能力は、該当する役割カードに要約されており、
この説明の最後の部分に詳しく説明されています。
特殊能力についてよく把握できていないとゲームを楽しむことができません。


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4.ラウンド終了

全ての人が呼び出され順番を終えると、使った役割カードをもう一度山札に混ぜます。




<ゲーム終了>

誰かが建物を8軒建てると、そのラウンドは終了となり、ゲームが終了します。
ゲームが終わったら、次のように点数を計算します。

(最後のラウンドに建築家を利用して複数の建物を建てた場合、
9軒以上建てることも可能です。)



- 建てた建物の費用の合計の分の点数を得ます。

- 5つの色の建物を建てた場合、追加で3点が得られます。

- 一番最初に建物を8軒建てた人は追加で4点を得ます。

- 最初に建物を8軒建て終わったプレイヤーでなくても

ゲームが終わった際に建てた建物が8軒のプレイヤーは追加で2点を得ます。

最も多くの点数を獲得したプレイヤーの勝利になります。




<特別規則>

2、3人でゲームをする時

2人や3人でゲームをする時には役割カードを2枚ずつ持って進行します。
1ラウンドに各役割ごとに1回ずつ、

全てのプレイヤーが2回、自分の番を行うという点を除いては、
基本ゲームのルールと同じです。

役割カードごとに金貨と建物を分けて管理する必要はありません。
そして都市は一つだけ持つことがルールです。

例えば、ある役割の人物が得た金貨で、他の役割の人物が建物を建てることもできます。
2人や3人でゲームをするときには役割カードの選び方が以下のように変わります。




2人ゲーム

1.王冠を持っている人(A)が役割カードを混ぜ、
無作為に1枚を表面が見えないように中央に置きます。

その次に残ったカード7枚を全て見て、
他の人(B)が相手に知られないように1枚選んで持っていきます。
残りのカード6枚はBに渡します。


2.Bは6枚全て見て、Aに知られないように1枚を選んで持っていった後、
もう1枚を選んで表面が見えないように中央に置きます。
残りのカード4枚はAに渡します。



3.Aは4枚全て見て、Bに知られないように1枚を選んで持っていった後、
もう1枚を選んで表面が見えないように中央に置きます。
残ったカード2枚はBに渡します。



4.Bは2枚を全て見て、
Aに知られないように1枚を選んで持っていった後、
残りの1枚は表面が見えないようにして中央に置きます。



3人ゲーム

王冠を持っている人が役割カードを混ぜて
無作為に1枚引き、表面が見えないように中央に置きます。

その次に残ったカードを全部見て、
他の人に知られないように1枚選んで持ていきます。

その後、残ったカードを左のプレイヤーに渡します。

そのプレイヤーもカードを全て見て、他の人に知られないように
1枚選んで持っていったら、残ったカードを左の人に渡します。

全ての役割カードを2枚選んで持ていくまで、このように繰り返します。
最後の人は残った2枚の中から1枚を選んで持っていき、
残ったカードは表面が見えないように中央に置きます。



7人ゲーム

7人ゲームは一点だけ基本ゲームと違います。
「役割の選択段階」で、7番目の人は6番目の人からもらった1枚と
表面が見えないように中央に置いた1枚、どちらとも見て
そのうちの一枚を選んで持ていきます。
残ったカードは表面が見えないようにし中央に置きます。



拡張版カード

この拡張版には、星が描かれた拡張版役割カード10枚と
拡張版建物カード14枚が別の用途で入っています。
これらのカードを利用して拡張バージョンをお楽しみいただけます。



拡張版役割カード

拡張版ロールカードは次のように使用します:


ゲームを始める前に基本役割カード8枚のうち、
1枚か2枚を除いて、同じ順序の拡張版役割カードを入れることができます。
例えば、「商人」(6番)を除いて「錬金術師」(6番)を入れるということです。





拡張版には2枚の役割カードが追加されました。


もし4~7人がするゲームで9のカード一つを使うことになったら、
ラウンドが始まるときに表面が見えるように置いておくカードの数は次の通りです。


9カードを使えば、8人であやつり人形を楽しむこともできます。

8人がゲームをする時は7人がゲームをする時のように、
最後の人は7番目の人からもらった1枚と表が見えないように中央に
置いた1枚をどちらも見て、その中から1枚選んで持っていき、
残ったカードは表面が見えないように中央に置きます。



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拡張版建物カード


ゲームを始める前に14枚の拡張版建物カードのうち、
3枚まで建物カードデッキに追加することができます。



もっと多くの拡張版建物カードを追加したい場合は、
追加した数だけ紫色のカードを引きます。



短縮ゲーム

もっと短い時間でゲームを楽しみたい人は、
誰かが8軒を建てるまでではなく7軒を建てた終わった時にラウンドを終了させます。
そしてゲームを終了させます。




<役割カード>

あやつり人形に登場する様々な役割には固有の特殊能力があります。
必ずしも特殊能力を使用しなければならないわけではなく、

特殊能力は自分の番に一度だけ使うことができます。
それぞれの特殊能力は役割カードに要約されています。



注意:

都市にある特定の建物によって収入が得られる人物

(<王>、<皇帝>、<主教>、<修道院長>、<商人>、<外交官>、<将軍>など)
は自分の番の間はいつでも特殊能力を使って
金貨を手に入れることができます。

建物を建てるお金が足りなければ、建物を建てる前に金貨を得ることができ、
もっと多くの金貨を貰いたいなら
建物を建てた後に特殊能力を使用しなければなりません。



1) 暗殺者

どんな役割を暗殺するのか明らかにします。
暗殺された人は王冠を持っている人が呼び出しても答えてはいけません。
暗殺された人は自分の番を休みます。



2) 泥棒

どんな役割の金貨を盗むか明らかにします。
王冠を持っている人がその役割を呼び出せば、
その人の金貨をすべて持っていきます。
「暗殺者」や暗殺された人の金貨は盗むことができません。


3) 魔術師

自分の番にはいつでも次の2つのうち1つを実行することができます。

- 手に持ったカードすべて(一つもなくても)を
他の人の手が持っているカードすべてと変えることができます。


- 手に持ったカードを好きなだけ、建物のカードデッキに入れることができ、
その数だけ建物カードデッキからカードを持ってくることができます。



4) 王

自分の都市に建てられた貴族(黄色)建物の数だけ金貨をもらいます。

王冠を持っている人が王を呼び出すと、
王は直ちにその人から王冠を持ってきます。

これからは新しい王が他の役割の人物を呼び出し、
次のラウンドからは一番最初に役割カードを選びます。

次のラウンドで王を選んだプレイヤーがいなければ
王冠を継続して持つことになります。

暗殺されたなら、他の役柄の人物と同様に自分の番を休みます。
その場合は、最後の人まで順番を終えた後に
役割カードを公開し、王冠を持ってきます。


5) 主教

自分の都市に建てられた宗教(青色)建物の数だけ金貨をもらいます。

将軍には建物を破壊されません。



6) 商人

自分の都市に建てられた交易(緑色)建物の数だけ金貨をもらいます。

一般行動をした後に、追加で金貨1枚をもらいます。



7) 建築家

一般行動をした後に、
追加で建物カード2枚を持ってきます。

一度に建物を3軒まで建てることができます。



8) 将軍

自分の都市に建てられた兵士(赤色)建物の数だけ金貨をもらいます。

自分の番を終えるとき、希望する建物1軒を破壊することができます。

この時、その建物を建てる時に必要なだったものより
一つ少ない金貨を支払わなければなりません。

自分の建物を破壊することもできます。
しかし、すでに8軒の建物が建てられた都市の建物は破壊できません。


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<拡張版役割カード>

1) 魔女

一般行動をした後にある役に魔法をかけるか明かし、一旦自分の番を終えます。
魔法にかかった人は自分の番に一般行動だけして、

魔女が順番を受け継ぎ、その役割の特殊能力
(<商人>の金貨ボーナスや<建築家>のカードボーナスを含めて)
を使うことができ、自分の都市に建物を建てることもできます。

<王>は魔法にかかっても王冠をそのまま持っています。
魔法にかかった役柄が誰にも選ばれなかったら、
魔女の番は一般行動で終わりになります。

<泥棒>は魔女と魔女の魔法にかかった人の金貨は盗むことができません。


2) 税官

そのラウンドに建物を建てた人は、自分の番を終える時に
金貨1枚を税官にあげなければいけません。

<暗殺者>や<魔女>がすでに建物を建てたとすれば、
税官が誰なのか明らかになった瞬間、税官に金貨を渡します。


3) 魔法使い

他人の手にあるカードを見て1枚持ってくることができます。

持ってきたカードは持っておくこともできますし、
費用を払って建てることもできます。

このように建てた建物は
一度に建てられる建物数の限度を計算するときに含まれません。
もう1軒、追加で建物を建てることができるということです。

魔法使いの能力を利用して建物を建てる時は、
すでに建てられた建物のような建物も建てられます。


4) 皇帝

自分の都市に建てられた貴族(黄色)建物の数だけ金貨をもらえます。

王冠を持っている人が皇帝を呼び出すと、
その時に王冠を持っている人からすぐに王冠を持ってきて、
他の人(自分ではない他の人)にあげます。

王冠を受けた人は皇帝に金貨1枚をあげたり、
手に持っている建物のカードを1枚渡さなければなりません。

そのプレイヤーに金貨も建物カードもなければ、
皇帝は何も、もらうことはできません。

(<王>と同様に、「役割除外」段階で表面が見えるようにしたカードに皇帝が含まれれば、
他のカードを代わりに開けておき、
皇帝をロールカードデッキに入れてもう一度混ぜます。)

5) 修道院長

自分の都市に建てられた宗教(青色)建物の数だけ金貨をもらえます。
金貨を一番多く持っている人から金貨1枚をもらいます。

金貨を最も多く持っている人が多数いるか修道院長自身なら、
金貨を受け取ることができません。



6) 錬金術師

自分の番を終える時、その順番で建物を建てるのに使った金貨をすべて返してもらいます。
でも(<税官>にあげたように)他の理由で使った金貨は返してもらえません。



7) 航海士

一般行動をした後、追加で金貨4枚をもらうか、建物カード4枚を持ってきます。
建物を建てることはできません。


8) 外交官

自分の都市に建てられた兵士(赤色)建物の数だけ金貨をもらえます。

自分の番を終えるとき、自分の建物を1軒希望する人の建物1軒と変えることができます。
持ってきた建物がもっと高ければ差額をその人に支払わなければなりません。

(このとき<巨大な城郭>も費用に影響を与えます。)
<監視所>と<主教>の都市にある建物とは変えられません。

注意:
外交官を使う場合は、<墓地>を除いてゲームを行います。



9) 芸術家

金貨をのせておいて建物を2軒まで装飾することができます。
このように装飾された建物の価値は1増加します。
したがって破壊したり交換したりする時の費用も1増加します。

また、ゲーム終了の時に建物に対してもらえる点数も増加します。
建物ごとに金貨を1個だけのせることができます。


9) 女王

<王>(または<皇帝>)の隣に座っていると金貨3枚をもらえます。

<王>(または<皇帝>)が暗殺されても、
その横に座ったことが確認されれば、金貨3枚をもらいます。

注意:
2~4人でゲームをする時は女王を使用しないでください。


* 拡張版にのみある序列9の役割カードは2枚です。