錬金術師になって“失敗作モンスター”を他の錬金術師へ押し付け合う、駆け引き系カードゲームです。
へんてこ錬金術(Strange Alchemy)
プレイヤーは錬金術師。実験に失敗して生まれたモンスターを、うまく他人へ押し付けながら失点を抑えることを目指します。
1. ゲーム構成物(合計 85枚)
モンスターカード:25枚
パスカード:35枚
魔法カード:19枚
爆発カード:6枚
2. カード種類
1) パスカード
パスカードを使用すると、カード右上に示された矢印(方向)と数字(枚数)に従い、任意の錬金術師へカードを押し付けられます。数字が「2」なら、必ず2枚を渡します。
2) 魔法カード
魔法カードは爆発前に使えるものと爆発後に使えるものの2系統。特殊効果で盤面をひっくり返す力があります。
3) 爆発カード
爆発が出たら、全員が手札を公開します(詳細は進行で後述)。
4) モンスターカード
他人へ押し付けたいカード群。セット完成で失点が抑えられる種類もあります。
3. ゲーム準備
- 山札から爆発カード6枚を抜き出します。
- 残りをよく混ぜ、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。
- 爆発カード6枚のうち5枚を山札に混ぜ込み、残り1枚は山札の一番下を表向きに置きます。
4. ゲーム進行
自分の番には、選択行動2種(どちらか一方または両方)と、必須行動1種を順に処理します。
選択行動A:パスカードを使う
パスカード1枚を公開捨て札に置き、表示の方向・枚数どおりにパス可能カード(魔法/パス/モンスター)を他プレイヤーへ渡します。使用は任意で、1手番に最大1回。
選択行動B:魔法カードを使う
所持している該当タイミングの魔法があれば使用可能。なければスキップして次へ。
必須行動:山札から1枚引く
1枚引いて手番終了。引いたカードが以下の場合、追加処理を行います。
- モンスター(追加ドロー指示付き):指示枚数だけ連続で引きます。途中で爆発が出たら即座に追加ドローを中断し、爆発処理へ。ただし爆発“前”に引いたカードはそのまま獲得します。
- 爆発:全員が手札を公開し、爆発カードは表向きの捨て札へ。各自はモンスターを自分の前に並べて公開状態にします(原則として魔法を使わない限り手札へ戻せません)。
爆発後、魔法の解決を行います。爆発を引いたプレイヤーから時計回りに、必要に応じて魔法を複数枚使用してもOK。モンスターを押し付けたり他の魔法を打ち消したりできます。得点に影響する魔法(加点/減点やセット完成に関わるもの)は、対象のモンスターと一緒に置いておくと決算時に混乱しません。
使わなかった魔法/パスはプレイヤーの手札に戻ります。
※「荒ぶるトロールティコン」を除く多くのモンスターには左上にアイコンがあります。同じアイコンを3枚1組で揃えると、ゲーム終了時の失点が軽減(0点扱い)されます。
5. ゲーム終了
山札の最後の爆発カードが公開されたら、最終処理を行ってゲーム終了です。
6. 得点計算
- 公開されたモンスター:1枚につき2点(=失点)。ただしトロールティコンは4点。
- 手札に残った魔法/パス:1枚につき1点。ただし錬金術師フレッドは3点。
- セット完成:同じアイコン3枚セットは0点扱い(失点無効)。
例:魔法/パス5枚=5点、モンスター3枚=6点 → 合計11点。
最終的に合計点が最も少ないプレイヤーの勝利。同点の場合は手札枚数が少ない人が勝ち。それでも同数なら共同勝利です。
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